エコツーリズム推進・プラットホーム事業計画
地域を元気に!エコツーリズム推進・プラットホーム事業計画
事業概要
Ⅰ 事業計画
滋賀県内でも体験を重視したツーリズムの受け入れが活発化してきた。すでに、県内各地で着地型の観光が進められてきているが、県全体として大きな市場とはなり得ていない。このような中、近年宿泊型で滋賀の自然や歴史文化や人などの地域資源を活かす体験型教育旅行が注目されており、県内の一部の市町で児童・生徒を受け入れる先進的な取り組みが始まっています。
しかし、大人や学生の体験旅行は、地域完結型がほとんどで、全体が把握されていない状況にありより一層の市場の開拓と効果的なツーリズムを展開するには、受け入れに関する全体把握とプログラムの開発、受け入れ先のネットワーク化および交流研修を推進し、地域が主役となって取り組む交流事業により地域活性化を促進する必要があります。ていきます。
そこで、本事業は、観光分野における滋賀ブランドの確立を目指して、プログラム開発とエージェントをつなぐネットワークシステムを構築することを目指す体制づくりを進めるものであり、この取り組みにより、滋賀の観光産業を活発化させていきたいのです。
地域の元気再生には交流人口を増やし経済効果をもたらすツーリズムが早道であります。
2 事業内容
県内の体験観光について、実態把握とプログラムの収集を行い、受け入れ先とエージェントのネットワーク化を構想する。そして、新しいエコツーリズムのプログラムを提案し、モニタリング観光を実施して検証する。このために以下の事業を行います。
(1)ホームページを立ち上げて、滋賀の魅力を発信するとともに、質の良いプログラムを紹介します。(10月)
(2)エコツーリズム推進シンポジウムを開催します(10月)
・日本エコツーリズム協会の後援により開催します。
(3)普及セミナー(先進地・現地視察研修会)を開催します。
・県内3か所(湖東・東近江・湖西地区)
(4)地域連携プログラムの中からモニタリング観光を実施して、効果を検証します。
・エコツアーを3コース企画実施します。
3 活動と地域との関わり
滋賀県内で各地域においてNPO団体等が取り組まれているプログラムの収集を行うとともに、新たなプログラムの開発を行うため、地元の人と交流を深めながら受け入れ先の声を聞き、新たなプログラム開発をすすめる中で、地元の人との絆を深めていきます。
この事業の主役は地域の人たちであり地域の資源を活かした地域活性化事業である。
地域の人たちと協働で地域資源の活用と交流プログラムの開発をサポートしていきます。
また、エ-ジェントへの“はしかけ”としてNPO団体等受け入れ先のプログラムの紹介を行うため、地元が誇りとする滋賀の魅力を情報発信できるもの考えています。
体験型観光のフィールドは、琵琶湖であり、里山・里野であり、奥山である。そして指導者は、地域のお年寄りや農業者、商業者等である。これらのボランタリーな交流活動をツーリストに有償プログラムとして提供し、こられの方々の豊かな経験と豊かな滋賀の自然に触れて滋賀の魅力を実感してもらうコミュニティビジネスにしていきます。
また、県内受け入れ先とエージェント、各種団体の交流会を持ち、顔が見えるネットワークづくりに発展させ滋賀ならではのニューツーリズムへとつなげていきます。
4 期待できる効果と今後の展望
本事業により、県内地域のツーリズムが活発になり、地域活性化につながるとともに滞在型の体験型観光により、地元の人との交流人口が増える。さらに、体験したツーリストによるリピータ化に力を入れ、安定した恒常的なツーリズムが期待できます。
また、地域住民やNPO団体が受け入れ先や指導者になることで、地域への愛着心が一層深まり、新たな滋賀への誇りの回帰と地域の自信につながると期待できます。
5 今後の活動について
「エコツーリズム協会しが」は、過去4年に亘り地域をネットワーク化や、ツアーの実施など実証研究を行ってきた。この成果を活かして、本年度より本格的に事業化を図っていきたい。